2015/03/10

【雑談】第2月曜日、予定がなければ無善寺に行きたまへ

「この世にあるものは全て脳が作り出した幻想です。死んでください」



ここ最近、仕事で”ブランディング”について考えることがとても多い。
現代におけるブランドという言葉は、単に烙印というラベルを超えた働きを持つ。品質、それも超えた”意味”ということだ。これは松坂牛、A5ランクの牛肉で美味しい、これも一つのブランドである。が、本当に強いブランドというものはそれに加え意味を付与する。
つまるところ、「体験」である。ユーザーがそのブランドを通して何を体験できるか。リッチな気分なのか、天国に登るような高揚感なのか、そういった日常では体験できない何かを与えることで、はじめてブランディングに成功した、と言える。
ここでもう一つのキーワードがユーザー体験、いわゆるUX(ユーザーエクスペリエンス)がとても大切になる。何を体験させるか、導線設計することが提供する側には求められる。
当然これは、web制作の領域に限った話ではなく、どこにでも適応できる考え方だ。

これを色々なシチュエーションに当てはめて、もぞもぞ考えることが多いのだが、今日の無力無善寺のライブで一つ新しい発見(というか気づいてなかっただけ)があった、それはユーザー体験の最小単位は1対1である、ということだ。ここは大体の出演者が一人でパフォーマンスを行う。一人のステージは、むき出しだ。隠しようがない、ごまかしようのない強烈にストイックな時間である。が故に、パフォーマーのポテンシャルに依存する、つまりそこで体感するものは、とても濃厚な場合がある。咲さんや坂口冴子さん、無善法師なんかは特にそこの作り込みがとてもうまい。そしてそれは、君と僕が対峙したその瞬間から始まっていた。ステージ前の立ち振る舞い、呼吸、空白、全てがその体験を作り込む要素として体を駆け巡っていった。
そうそう、こういう濃縮された体験を作っていたい、ずーっとそれを作っていたい。こういうのずーっとしてたいのだと、再確認できた。

第2月曜日は彼女らが観れる日らしいです、行ったことない人は行ってきたまへ。いつぞみれなくなるかわからないから、早急に、それは早急に高円寺へむかうことをおすすめします。

http://homepage2.nifty.com/muzenji/sukeju-ru1.htm

以上


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